2024/06/30 17:19
知らなかった。
パン作りがこんなに体力を必要とするなんて。
と働き始めの頃は、毎日思っていました。
ふっくら膨らんだ生地をこねてまるめて形を作るんだよね。
なんだか楽しそう!
…なんてふんわりしたイメージをもってお店に入ったのですが…、
20㎏の粉袋を一日に何度も持ち上げて運び、
重いミキシングボウルを上げ下げして
強い弾力のある生地を一日中相手にしなければなりません。
タイマーは常に5個以上が稼働していて
次から次へとアラームが鳴ります。
忙しくて目が回るとはこの事だ、と実感の日々。
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そんな てんやわんやの日々でしたが、最初にぶつかった壁が『まるめ』でした。
分割した生地を、円を描くように転がしながら表面を張らせていく作業です。
両手で素早く行っていくのですが、この「表面を張らせる」のが結構難しいのです。
會ベーグルにはパン作り未経験で入ってくるスタッフがほとんどで、初めから上手にできるスタッフは中々いません。
みんな一度はこの壁にぶつかってひぃひぃ言いながら乗り越えてきました。
慣れるまでは片手でゆっくりとやっていきますが、先輩スタッフがやって見せたり言葉で教えたりしても、“自分の手の中で生地が張っていく”感覚をつかむまでは「えぇ??先輩の手の中どうなってるの???」の繰り返しです。
そして量。
一日に何度も何度も行います。
相手は弾力のあるベーグル生地。
手首や腕の力だけやっていてはすぐにバテてしまう、背筋、腹筋、下半身まで使って行ういわば全身運動です。
普段の生活では使わない筋肉を使うのか、
新しいスタッフはもれなく筋肉痛になります。
一気に30個以上まるめる時には
「くぅっ💦」と思わず悲鳴が。
もはやパン屋という名のジムです。
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辛い現場かのように書いてまいりましたが、
1~2か月もすれば慣れて
20㎏もひょいっと上がるようになりますし
『まるめ』の最中も周りを見る余裕が出てきます。
そして、皆だいたい2~3キロ痩せます。
これが一番うれしいかも(笑)
「まるめて~」と言われた新人スタッフが
サッとこなしていくようになると
成長したなァと周りのスタッフは心の中でニヤニヤします(笑)
連日 猛暑や豪雨が続いています。
