2025/01/29 06:32
焼成時、最初にするのはオーブンのスイッチを入れること。
ヴゥ―ン…と大きな音を立てて動き出し、庫内の温度が上がっていく。
余熱が終わるまで約15分。
その間にお鍋にお湯を沸かし、ベーグル達を茹で、天板に並べてスタンバイしていきます。
そのベーグル達の第一陣がスタンバイしきる前に、「ピーンポーン!」と余熱終了のチャイムが鳴る。
急いで入れたくなるけれど、そこは慌てずに。
余熱終了のチャイムが鳴っても、庫内の温度はまだ不安定なのです。
温度計を見ると『設定温度から5℃前後低い』という事もしばしば。
通常でも、ドアを開けてベーグル達を入れて…とやっている間に熱気はどんどん逃げてドアを閉めた時には30℃近く温度が下がっています。
なので、最初の焼き始めの際だけは、余熱終了から更に10分。
しっかりと庫内の温度が上がったのを確認。
ベーグル達も丁度よくスタンバイOK!
そうして、ようやく焼成スタートです。
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パンの膨らみに大きく影響する焼く際の温度。
【釜伸び】という前半の段階でしっかりと熱が入ることが最も大事だと、店長から何度も何度も教えられてきました。
ご飯炊きの歌に「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子が泣いても蓋とるな」というものがあります。
ご飯を炊くときの火加減やコツを表しています。
(だいぶ昔の歌の様ですが、聞いたことありますか?🤭💦)
意味合いは変わってきますが、パンを焼くときも途中でドアを開けてはいけません。
(少なくとも焼成開始から全焼成時間の1/2が過ぎるまでは)
熱によって生地内の気泡内圧が上がり、生地全体が膨らむ。
それゆえに、ドアの開閉によってオーブン内の温度が下がるとパンの膨らみが悪くなるのです。
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後続のベーグル達を茹でながら、耐熱ガラスのドア越しにふっくらと膨らんでいく様子を見るととても安心します。
『よしよし、今日もきれいに膨らんでいるな』と(笑)
しっかりと余熱。
しっかりと加熱。
最初が大事。
だから、一番時間がかかるオーブンの予熱を最初に。
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夏の間、オーブンとコンロに熱に襲われヒーヒー言いながら行う焼成作業も、真冬の時期だけはホカホカと温まりながら行えるので担当する日はちょっとだけ嬉しいです🌟
2025年1月が早くも終わりますね。
『早い!この前までお正月だったような…🙄』
商い初めから店舗でもオンラインショップでも沢山の方がご利用くださり、スタッフ一同正月ボケもそこそこにせっせとベーグル作りに励む毎日。
お買い求め下さった方にオーブンから漂ってくる香ばしい香りもお届けできるよう、『美味しく焼けるんだよー』と念も心もより一層込めて焼き上げます。
来月もよろしくお願いいたします😊