2025/03/13 08:31
この時期になると思い出すことがあります。
「食糧支援要請が入ったので、しばらく納品に来れません…」
そう言って帰っていく大手パンメーカー配送担当者さんの背中を(がんばれー!被災地の皆さんを頼みます!)と見送ったあの時。
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家族が無事で、雨風をしのげる場所がある事に感謝しつつも、非日常の環境が長引くにつれ心身が疲弊していくのを感じた日々。
海沿いの地域に比べると被害は大きくなかったものの…
会津も例外なく物流が止まり、あらゆるものが店頭から消えていきました。
食料品の入荷がなく、他へ買いに行こうにもガソリンもない。
さらに「福島」という事で周辺地域へ出歩くことが憚られる部分もありました。
日常生活とは程遠いけれど、被害の大きな地域の方々を想うと「大変だ」とも言っていられない状況で…。
そんな切羽詰まった中、ガランと空いた商品棚を埋めていたのは地元の生産者の品物です。
パンやお豆腐、納豆、お野菜…、
昔から会津の人々の食卓を支えてきた方々の食品達。
けして量は多くないけれど商品棚に並ぶそれらを、「ここのパン食べるの久しぶりだわ。助かるよ。」と買っていかれる方がたくさんいました。
「原料とガソリンがある限り持ってくるから!がんばるべな!」
2回り以上も年の離れた社長さん達の言葉。
あの言葉にいただいた安心感や心強さは忘れられません。
自助、共助、公助。
色んな助けが合わさって、命をつなぐことができました。
あの経験は、被災地域といえども外からの支援を待つばかりではいられない事。
そして、災害への備えは自分自身や家族を守るではなく、発災直後により被害が大きな地域への救助や支援を集中させるためにも必要なのだなと感じることができた出来事でした。
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ベーグル屋さんとして食品を作る立場になった今、冷凍で届けられるベーグルがどこかで誰かの役に立つことがあるかもしれないと思いながら発送業務を行っています。
救助や支援は来ます。
けれど、被災地域が広範囲になるほど行き届くまでに時間を要します。
備えあればなんとやらで、あれから備蓄品・防災グッズを準備おくようにしていますが、色んな技術を詰め込んだ防災グッズってちょっとお高いですよね…。
一気にそろえようと思うと結構な出費に。
お財布と相談しながら少しずつやっております😌💦
皆さまはライフラインや物流の停止に備えて用意しているもの、ありますか?