2025/05/28 11:32

4月5月…と春を迎えると、蕗のとうなどの山菜が店頭に並び始めます。

 

独特の苦みと風味が好きで手に取ることがあるのですが

湯がいて、水にさらして、塩摺りにしてあく抜き

1本1本地道に筋取りなど下処理が多いのです。

 

蕗の下処理を始めてやったときは薄皮をむく作業が延々と続き、

「こんなに手間がかかるのか食べる時は一瞬なのに」と絶望したのを覚えています。

 

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5月も終盤に入り梅やらっきょう、新生姜など、漬物のシーズンがやってきました。

 

梅仕事なんて言われますが、こちらも手間がかかります。

でも、砂糖やお酒の種類や割合で自分の味が作れるのが楽しいところ。

 

今年はどんな風に漬けようかと考えを巡らせています🙄🌟

 

毎年の事なのですが、梅シロップを作る時の砂糖の量にびっくりします。

本当にこれで合ってる?と何度もレシピを見直し、恐る恐る梅にかける。

 

大量の砂糖に埋もれる梅を見て、

(コレ、私が飲むんだよね)とドキドキ。

 

日を追うごとに梅からにじみ出るエキスがじわじわと砂糖を溶かし、数週間後に出来上がる琥珀色の梅シロップ。

ひと夏かけてゆっくりと飲みます。

保存食ゆえの砂糖の量なのだと改めて実感。

 

一つ一つ手成型する會ベーグル。

パンチしてガス抜き、丸めて、伸ばして、輪っかにして…一日に何度も何度も繰り返します。


気温や湿度、仕込みの使う水温や量など些細な条件で、手に伝わってくる生地の感触は確実に変化します。

 

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いくつもの手間や時間かかるものの、食べる物は自分の体を作る物。

やってみてわかる事や見えるものがあります。

大変だったけどまたやってみようと思えたら儲けもの😊

 

 

始めて作った梅酒。

レシピ通りに作って、たっぷり2~3L。

冷蔵庫保存も合わせて、飲み切るまでに1年以上かかりました。

 

最近SNSで見かけた素敵な投稿。

ジャムを入れる小瓶に1粒の梅と氷砂糖と洋酒。

お手軽サイズの手作り梅酒。

 

梅仕事のハードルがググっと下がります。

たしかにコレもあり!と目から鱗でしたよ。

 

皆さん、今年は季節の手仕事のご予定はいかがですか?