2025/11/12 16:29
秋を迎え、パンが美味しい季節になりました。
イベントや気になっていたパン屋さんに行って、たくさん買い込んでしまう事ありますよね？
（私はあります）
買った日だけでは消費しきれず、2～3日かけて食べる事もありがちです。
そんな時の美味しい食べ方を一つご紹介🤗
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買った翌日、翌々日に食べた時、ボソボソ・パサパサとして食感がいまいちだな…と思った事はありませんか？
それは「パンの老化」と言われる現象のせいかもしれません。
生地内のデンプンは水分と焼成の熱によって変化し、柔らかくなります。（α化）
そのデンプンが、時間と共に元の状態に戻り固くなる（β化する）ことで、消費期限内であってもボソボソと食感が悪くなることを「パンの老化」といいます。
更に、生地内の水分量も関わってきます。
仕込みに使った水分は焼成中の熱により気化して生地内から蒸発していきますが、焼成後も何割かが生地内に残っています。（残る割合は、焼成の温度や時間の違い、パンの種類などによって異なります。）
それが「しっとり」の食感を生む要因の一つになるのですが…この水分、焼成後も日ごとに蒸発していきます。
フワリと柔らかい食パンのようなキメが細かい生地は気泡膜が薄いので蒸発が抑えられ、むぎゅっと歯ごたえのあるバゲッドのようなパンほど気泡膜は厚く表面積が大きいことから水分の蒸発が進みやすいと言われています。
會ベーグルでは焼成後３時間以内に袋詰めするので急激に乾燥が進むという事はありませんが、常温で２～３日おいておくとやはりパサつきが気になる時もあります…。
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せっかく買ったパン、おいしく食べたいですよね？
（パン屋としても美味しく食べてほしいと思っております！）
固くなった食感を再びフワリ、もっちり、サクッと、おいしく戻すために効果的なのが『焼き戻し』。
簡単にいうと、「食べる直前のトースト」です。
その焼き戻しの際に『水分』も補ってあげることで、よりしっとりもっちり美味しい食感が楽しめます👌
当店のベーグルも、ぎゅっともちもちを楽しんでいただくために「焼き戻し」を、さらに「補水」をおススメしております。
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水分を補う方法をして一般的なのは、水を霧吹きする方法です。
ベーグル全体に満遍なくかけてからトースターへＧＯ！
簡単ですね！
え？
霧吹きが無い？
ご安心ください。
今日はスタッフがやってる裏技をこっそり教えます。
（ちょっと荒技です…🤭💦）
それは、『ベーグルを流水にサッとくぐらせる』。
これだけです。
時間にして２～３秒ほどでしょうか。
ベーグルの表面全体が濡れればＯＫです。
軽く水気をきり、すぐにトースターへＧＯ！
水がしみてベショベショになりそう…と思うのですが、ケトリングによって厚めになったクラスト層が水分の浸透を程よくブロックしてくれます。
クラスト層が肝なので、ベーグルを割ったりナイフを入れてからはおすすめしません💦
ベーグルサンドなどスライスする必要がある場合は、流水にくぐらせた後。
又はスライスした後に霧吹きをお使いください。
流水にサッとくぐらせます
トースターで焼きます！（焼き加減はお使いのトースターで調整してくださいね）
ベーグルを割ると、中から湯気がふわり☺️
生地のもっちり感も良好🌟
外側サクサク、中もっちり、完成✨
う～ん、この熱々にバターをつけて食べたい！
※写真では焼きたてベーグルを手で持っていますが、とてもとても熱くなっていますので取り出す際の火傷に気をつけて下さいませ。
（めっちゃ熱い！めっっっちゃ熱い！！！と思いながら必死に撮影しました🤭💦）
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今日のブログはちょっと長めになってしまいました。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
スーパーなどで売っている大手パン屋さんのパン達も、納品当日の物と日が経った物とではしっとり感に若干違いがあります。
お肌の乾燥が気になる季節ですが、『パンも保湿』。
頭の片隅に留めて、美味しいパン生活を楽しんでいただけると嬉しいです😊
【お知らせ】
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